学校ブログ

学校保健委員会

2020年1月23日 16時52分 [担当者]

令和2年1月23日(木)   NO.286
 
 午後から,「小堤小学校の児童の体力向上をめざした生活習慣の改善」をテーマに,学校医,学校評議員,PTA役員の皆様にお集まりいただき,学校保健委員会が開かれました。
 学校からは,「全国の平均に比べ肥満傾向児が多くみられる。」「就寝時刻が遅い原因はテレビ,ゲーム,インターネット等が要因であり,その結果朝食を食べられず,学力面,情緒面,身体面に影響を及ぼしている傾向がみられる。」といった報告がされました。
 学校医の中島先生からは,
「肥満は摂取カロリーと運動のアンバランスでおきてしまう。親の運動に付き合わせたり,持久走の練習などの子どもの練習に親が付きあったりするなど,親子で一緒に取り組むことが効果的である。」とご助言いただきました。
 また,「ジュース等の水分に含まれている糖分は,固形物の食事から摂る糖分よりも吸収が早い。糖分を摂取すると血糖値が上がる。血糖値が上がるとそれを下げようとしてインシュリンを出す。インシュリンは脂肪として体に蓄える性質がある。だから,糖分の過剰摂取が肥満の原因の一つになる。」といった話をしていただきました。
 学校歯科医の渡辺先生からは,
「歯の治療後,いかに虫歯にしないかは,やはり歯磨きである。歯磨きで一番有効なのは就寝前の歯磨きである。しかし,就寝直前にしてしまうと,睡眠に影響してしまうので,1時間ほど前にするのが効果的である。」
「寝起きの口の中は,1日のうちで最も口の中の細菌が多い。まずは,起きたらすぐ,食事前に歯磨きをすることが大切。もちろん,食後にもしなくてはいけない。」
 また,「歯磨き粉には『フッ素』が入っているものが多く,『フッ素』には歯の表面を酸にとけにくい性質に修復する効果がある。だから,歯磨き後のブクブクうがいはあまりし過ぎることなく,1回程度でいい。」と教えていただきました。
 参加した保護者の皆様からも活発な質問等も出て,有意義な時間となりました。